不眠症の原因
「ある日突然眠れなくなった…」と言う方も多いのではないでしょうか?実は不眠症になってしまった原因を理解していない方がほとんどなのです。大まかな原因を挙げると…
●生活環境の変化
●ストレスによるもの
●生活習慣での不摂生
●身体的原因によるもの
●アルコール、カフェイン、ニコチンによるもの
…などがあります。
まずは、不眠の原因を見つけ出さなければ不眠症を克服することは難しいので、まずは「自分はどうして不眠症になってしまったのか?」を見つけ出すことから始めてみましょう!
不眠症の原因を解明
それでは、詳しく不眠症の原因について見て行きましょう。
生活環境の変化によるもの
生活環境の変化と言っても、様々なことが挙げられます。
・転職して環境が変わった
・海外旅行などの時差ボケ
・入院
・仕事が夜勤になった
これらが原因のことを「生理学的要因」による不眠と言います。
生理学的要因の方の場合は、当てはまる項目を改善することにより「不眠症が治った!」と言う方が大勢います。
しかしながら「転職したばかりだから、すぐには辞められない…」という方や「体調がよくならなければ退院出来ない…」という方もおり、環境をすぐに変えられない方の場合は不眠症が長引いて慢性化してしまう恐れもあります。
不眠症が慢性化してしまうと、環境を変えたとしても治りづらくなってしまいますので、早めの対策が必要です。
ストレスによるもの
現代社会による不眠症の多くはこれに当てはまります。
しかし、自分が抱えているストレスに気がつかない人も多く、知らず知らずのうちに体に蓄積されて行き「気がついた時には不眠症になっていた…」ということも珍しくありません。
ストレスの要因を挙げてみると…
・職場でのストレス
・結婚したことによるもの(離婚)
・転勤
・病気
・近親者の死
…など、様々なストレスがあります。
ストレスによる不眠の場合は、うまくストレスを発散させることが大切になりますので、ストレス環境の打開策を導き出す必要が出て来ます。
また、ストレスを溜めたままにしておくと、不眠症以外の病気も発症してしまう恐れがありますので、早めにストレスの原因を見つけ出しましょう!
生活習慣の不摂生によるもの
最近注目されているのは、眠る直前までスマホをいじると言う行為です。
スマートフォンからは「ブルーライト」という体に良くない光が出ており、これが原因で体調不良や不眠が起こる場合があります。
その他にも…
・食生活の乱れ
・運動不足
・就寝時間の乱れ
・ゲーム
…などが挙げられます。
これら生活習慣による不眠の場合は、各項目を気をつけるだけで比較的すぐに眠れるようになります。
何回も言うようですが、先にもお話したスマートフォンは不眠の天敵ですので、最低でも就寝する一時間前までには使用をやめましょう。(私もこれで数週間眠れなくなりました)
身体的原因によるもの
身体的原因というのは「咳や体の痒み」などを指します。
慢性的なぜんそくを持っている人などは、咳が睡眠の妨げに、乾燥肌やアトピーの方だと痒みが睡眠の妨げになります。
その他にも…
・外傷によるもの
・関節リウマチ
・湿疹
・蕁麻疹
・花粉症
…などがあります。
身体的原因の場合は、その原因を治療することで不眠が改善される場合があります。
ですので、体に気になる部分がありましたら、まずはそこを改善するように努めましょう!
アルコール・カフェイン・ニコチンによるもの
薬理学的原因から起こる不眠とは、このことを指します。
まずアルコールですが、寝つきはよくなりますが睡眠の質はガクッと落ちてしまいます。中には「グッスリ眠る為にお酒を飲んで寝る」と言う方もいらっしゃいますが、実は眠りを浅くしてしまっているのです。
次にカフェインですが、皆さんもご存知の通り興奮作用があります。就寝前に体を興奮させてしまうと、ますます眠れなくなってしまいますので、一日に摂るカフェインの摂取料も考え、夜には出来るだけ摂らないように心がけましょう!
最後にタバコですが、実はタバコに含まれる「ニコチン」に「交感神経」の働きを活発する作用があることをご存知でしたでしょうか?
中には「一服してから寝る」という方がいますが、実はこの行為こそが不眠を招いていると言っても過言ではありません。ですので、出来るだけ睡眠前の喫煙は避けたほうがよいでしょう。
不眠症の種類によって改善方法は変わってくる
不眠症というのは「入眠困難(障害)」「中途覚醒」「熟睡困難」「早朝覚醒」と、大きく分けて4つあります。
これらのタイプによって不眠症の改善方法も異なってきますので、まずは自分が悩んでいる不眠症のタイプを確認するようにしてみましょう!
2017/03/27