中途覚醒の原因はストレス?改善方法を知ってグッスリ眠りましょう
2017/07/01
「朝まで寝たいのに夜中に、何回も目を覚ましてしまう…」こういった症状が不眠症の「中途覚醒」に当てはまります。
「少しは寝れているからいいや!」と思ってしまう人もいますが、その考えは危険です。
しっかり眠れていないと言うことは、脳や体の疲労をしっかりと回復出来ていないことになります。疲労がしっかりと回復出来ないと、日中ボーッとしたりフラついて事故を起こす可能性も出て来ます。
また、中途覚醒になると次のようなことが挙げられます。
●夜頻繁に目を覚ますので、朝になっても起きられない
●集中力が低下する
●不眠夜ストレスがたまりイライラする
●夢を見ることが多くなる
●全く寝た気がしない
最初のうちは「あんまり眠れないな…」程度ですが、次第にこういったことが現れてくるようになります。
寝れないことからストレスが溜まり、イライラして家族などに当たってしまうケースも多く、家族や知人などと距離を置かれてしまう場合もあります。そして、最終的には鬱病へ発展してしまう怖い病気でもあるので「少しは寝れているから…」という考えを捨てて、早いうちにしっかりと改善するようにしましょう!
もくじ
中途覚醒の原因は?
「ある日突然夜中に目を覚ますようになった…」というのも中途覚醒の特徴でもあります。
しかし、何が原因でこのような症状になったのか、気づかない人が多いですので早期改善の為に中途覚醒になった原因をいち早く見つけ出しましょう。
原因1:ストレスによるもの
どの不眠のタイプにも共通しますが、やはり第一の原因は「ストレス」になります。
会社や学校、家事に育児など生活していると、どこかで必ずストレスが溜まります。このストレスを上手く発散できない方だと要注意!
ストレスが溜まるということは、自律神経が乱れる原因になってしまうので、睡眠障害に陥りやすくなってしまいます。
原因2:ホルモンバランスの乱れ
更年期や生理、体調によって崩れやすいのがホルモンバランスです。
ホルモンバランスの乱れとは、 女性ホルモン「エストロゲン」「プロゲステロン」や、男性ホルモン「テストステロン」「甲状腺ホルモン」「副腎皮質ホルモン」などの総合的なバランスが乱れた状態を示します。
これらのホルモンが減少してしまうと、眠気もなくなり睡眠に影響があると言われています。
原因3:アルコールによるもの
「お酒を飲むとぐっすり眠れる!」という方がいますが、それは違います。
ぐっすり眠れると思うのは、寝つきの時だけ。実は、アルコールを摂ると睡眠の質がガクッと落ちてしまうことをご存知でしたでしょうか?
お酒を飲むと、アルコールを分解作用が働きます。この分解作用が働いてるときに有害物質である「アセトアルデヒド」が発生します。
この聞きなれないアセトアルデヒドという物質は、交感神経を活発にする作用があり、眠っている最中でも脳が活発になり眠りが浅くなってしまいます。
原因4:老化したことによるもの
「年寄りは朝が早い」とよく耳にしますが、それは成長ホルモンが分泌されにくくなったことが原因です。
歳を重ねるにつれて、体の成長を促す「成長ホルモン」が分泌されにくくなります。この成長ホルモンが多く分泌されると熟睡につながり、当然分泌されにくくなると眠りが浅くなってしまいます。
中途覚醒の改善方法とは?
それでは、中途覚醒の改善方法について見ていきましょう!
ストレスを改善する
まずは、自分がなんのストレスを持っているのかを考えるようにしましょう。
ストレスというのは、気がつかないうちに溜まっていることが多く、改めて考えてみないと分からない場合が多いです。
ですので…
■生活の中で嫌だと思っていることはないか?
■仕事で何か考えていることはないか?
■深く考え過ぎていることはないか?
■不安に思っていることはないか?
などを、一度考えてみましょう。
自分で感じていないストレスが一番怖いストレスですので、自分自身に問いかる時間を作り早めにストレスを改善するのが、中途覚醒改善の近道といえます。
睡眠によい食生活を心がける
睡眠の質で一番大事なのは「セロトニン」ともいわれています。また、体内でセロトニンを作るには「たんぱく質」「ビタミンB6」「トリプトファン」が必要となりますが、次の食べ物から摂ることが出来ます。
●たんぱく質… 肉類・豆類など
●ビタミンB6… にんにく・マグロ・牛レバー・いわし・鶏むね肉など
●トリプトファン… バナナ・ほうれん草・ごま・ナチュラルチーズ・すじこ
また、ビタミンB1も睡眠によいとされており、当サイト管理人もこのビタミンB1を摂るようにして不眠症を改善しました。
●ビタミンB1… 玉ねぎ(オススメ)・長ネギ・にら
玉ねぎは、生のままスライスして水洗いをしてから食べるようにしましょう。火を通すと成分も変わってしまいますので、生野菜として召し上がると効果的です!(ホントにオススメです)
寝る環境を改善する
使い慣れた枕や布団…実はそれが中途覚醒の原因になっている場合があります。
長年使用してきたものは愛着も湧き、とても体に馴染んでいると思いがちですが、それは違います。
枕などは長期間使ってしまうと形も変わり、高さも低くなってきてしまいます。そうすると、自分に合った高さではなくなるため、夜に寝返りを打とうとしても上手く出来ずに起きてしまうということがあります。
布団も同じで、長期間使用していると次第に薄くなってきたり、縮んでしまうこともあります。それにより、布団から足が出てしまい寒くて起きてしまうようなこともあるのです。
ですので「中途覚醒かな?」と思い始めたら、まずは使っている枕を変えてみるなどの行動をとってみるようにしましょう!
オススメ記事:不眠改善のために枕を変えるなら抱き枕がおすすめ!
中途覚醒改善方法の注意点
ここまで原因~改善方法までお話ししてきましたが、どうしても治らない場合はすぐに専門医へ相談するようにしましょう。
中途覚醒は、本格的な不眠症や鬱病へつながる怖い病気ですので「まぁすぐ治るだろう」と思わず「夜に何回も起きる…」と感じたら、なんらかの対策を取るように心がけましょう!
中途覚醒は睡眠サプリでも改善出来る
こちらの記事に、中途覚醒の改善に効果のある睡眠サプリメントをまとめていますので、気になった方は是非ご覧になって見て下さい。
中途覚醒は心療内科や精神科へ行くと「中時間型」の少し強めの睡眠薬が処方されるのがほとんど!
中時間型の睡眠薬になると、それなりの副作用が出てしまいますので睡眠薬に頼りたくないといった方は睡眠サプリも検討してみて下さい。
まとめ
「夜中に何度も目が覚めてしまう…」といった中途覚醒は、何日も続いてしまうと日常生活に支障をきたしてしまう可能性がありますので、早めの対応が必要です。
なので、「これはヤバいかも…」と感じたら何かしらの改善方法を試すようにしましょう!