
不眠で睡眠薬を服用するメリットとデメリット
こんにちは。ユキナです。
さて、今回は不眠改善のために睡眠薬を服用するメリットとデメリットについてお話しさせていただこうかと思いますが…みなさんは睡眠薬を服用したことがありますでしょうか?
ちなみに、私は重度の不眠症を患っていた頃は毎日のように睡眠薬を服用していました。(気になる方は睡眠薬カテゴリーを)
しかしながら、睡眠薬の服用にはメリットとデメリットがありますので、これから睡眠薬を服用しようかと考えている方は是非参考にしてもらえたらと思います。
もくじ
不眠で睡眠薬を服用するメリット
それでは早速、不眠で睡眠薬を服用するメリットから書いていこうかと思います。
【メリット】
・入眠しやすくなる
・中途覚醒がなくなる
・不眠で蓄積された疲れが取れる
不眠症で睡眠薬を服用するメリットはこんな感じになります。
不眠を2週間以上経験した方なら分かるかと思いますが、1日の終わりがなくなりますので体がクタクタになって具合が悪くなっちゃうんですよね…。
時には脳を鷲掴みされているような思い頭痛が襲ってきたり、吐き気を伴うことも。
そんな状態の中仕事をすることは拷問と一緒なので「少しでも寝たい!」と思ってくる訳なのですが、そんな時は睡眠薬に頼るのがベスト。
「睡眠薬は怖い…」
睡眠薬を服用したことがないと初めはこのように感じるかもしれませんが、1~2回使用したからと言って重い副作用など出たりしないので本当にツラかったら睡眠薬に頼ってみてもいいかと思います。
睡眠薬を服用するデメリット
それでは次に「睡眠薬を服用するデメリット」について詳しく書いていくことにしましょう。
【デメリット】
・睡眠薬が合わないと副作用が出る
・睡眠薬がないと不安にある
・副作用で不安感、手足の痺れ、倦怠感が現れる
睡眠薬を服用するデメリットは何と言っても「副作用」が現れるということです。
しかしながら、先にもお話しした通りたった1~2回の服用で重度の副作用は現れませんので安心して下さい。
ですが、長期間睡眠薬を飲み続けることによって「不安感」を感じるようになったり、体が怠いなどの「倦怠感」を感じる人が非常に多いんですね。
ちなみに、私の場合はロヒプノールという睡眠薬を半年間飲み続けたら副作用で「動悸」「不安感(恐怖症)」「手足の痺れ」「失禁」などが起こり始め救急車で運ばれたこともありました。
まぁ、これは私にロヒプノールという睡眠薬が合っていなかっただけという事もありますが、逆に言うと合わない睡眠薬を服用し続けるとこのような副作用が起こる可能性があるということです。(副作用が完治するまで1年かかりました)
また、睡眠薬を服用し続けると体が慣れてくるので「効き目が薄くなってきた」ということで、より一層強い睡眠薬に変更する方がほとんど。
なので、睡眠薬は「いざという時」だけ服用し、普段は他の不眠改善方法を試した方がいいと言えますね。(私的には)
不眠治療の病院選びは慎重に!
私は重度の不眠症になってから色々な精神科や心療内科へ足を運んだのですが…基本的に言うと、精神科や心療内科の先生方は薬しか出してくれません。
私「最近眠れなくて…次の日も体がキツくて仕事に支障が…」
先生「じゃ長時間効く睡眠薬を試してみましょう!」
私「はい…」
大抵の精神科や心療内科は、このような診察で終了すると思います。
そして、次に受診したときも薬の効果をヒアリングして違う睡眠薬を処方したりする訳なのですが…失礼な話、誰でも出来る仕事だと私は感じましたね。
入眠できないという方には短時間の睡眠薬、夜中起きる方には中時間の睡眠薬、早朝覚醒が起こるという方には長時間タイプの睡眠薬を処方する訳ですので、薬の知識さえあれば誰でも出来る仕事内容だと思います。
なので、精神科や心療内科は「先生と合う合わない」を重視して決めたほうがいい!と言われている訳なのですが、私の場合は気の合う先生がいる心療内科へ出会うまで3年もかかりました。
そして、気の合う先生に2回目の受診で言われた言葉が衝撃的だったのです…
「睡眠薬は極力処方したくありません!なので、これからは運動を取り入れた不眠改善方法を試していきましょう!」
今まで通ったことのある心療内科では、このように言われたことはまずありませんでした!
どこのお医者さんも…
「じゃこの薬を試してみましょう」
「抗うつ剤の方がいいかもしれませんね」
こんな感じで薬での治療しかしてくれなかったのに、今回の先生は睡眠薬を中止しようとしてきたんです。
また、睡眠日誌をしっかりとつけるようにとアドバイスもしてくれたりしました。
こんな感じで、親身に治療しようとしてくれる先生と機械的な先生がいるので、不眠で心療内科へ通うのであれば2~3の病院をはしごしてみた方がいいかと思いますよ!
本当は処方したくない睡眠薬
私が通っていた心療内科の先生は「睡眠薬は出来るだけ使いたくない」という人でしたので、色々とツッコんで聞いてみた訳ですよ!どうして睡眠薬を使いたがらないのか?って。
そしたら、次のような事を話していました…
・睡眠薬は脳を強制的にシャットダウンさせるので根本的な不眠改善にはならない
・長く睡眠薬を飲み続けると認知症のリスクがあがる
・最悪の場合脳が委縮してしまう可能性がある
私はこの話を先生から聞いて驚愕ッ!
今まで通っていた心療内科の先生は、こんな話1度もしてくれなかったんですから。
しかしながら、短期間、数日おきに睡眠薬を使用する場合は副作用がおきにくいので、本当に寝なきゃいけないという時は睡眠薬に頼っても問題ない!と言っていました。
ですが、基本的には睡眠薬はあんまり使用したくないみたいですね。本音は。
睡眠薬の種類は覚えておきましょう
今現在睡眠薬を服用している人も、これから睡眠薬に頼ろうとしている人は「睡眠薬の種類」だけ最低限覚えておくようにして下さい。
【睡眠薬の種類】
・ベンゾジアゼピン系
・非ベンゾジアゼピン系
・メラトニン受容体作動薬
・バルビツール系・非バルビツール系
この中でも特に注意しなくてはいけないのが「ベンゾジアゼピン系」の睡眠薬です。
私は、このベンゾジアゼピン系で代表するロヒプノールを服用して大変な副作用を発症してしまったんですよね…。(私には合わなかった)
特に、ベンゾジアゼピン系は筋弛緩作用があり「ふらつき」などを引き起こす可能性が非常に高いんです。
私は病院の先生でも薬の有資格者でもありませんが、実際に不眠症になって睡眠薬を試していますのでベンゾジアゼピン系の怖さを知っているつもりです。
しかしながら、副作用が起こるかどうかは「人によって異なる」ということですので、ベンゾジアゼピン系を服用しても全く副作用が起こらない人も当然います。
ですが、睡眠薬の中で1番強いのがベンゾジアゼピン系だと覚えておくと、これからの睡眠薬選びを慎重に行っていけるかと思います。
ベルソムラは比較的安心
ベルソムラ錠(一般名:スボレキサント)は2014年に発売された比較的新しい睡眠薬になるのですが、先に挙げた4つの種類のどこにも属さない睡眠薬として注目を集めたんですね。
ベルソムラが発売開始された頃は、丁度私も重度の不眠症を患っていましたので「これは試してみたい!」ということで先生にお願いして処方してもらったんですよ。
そして、ベルソムラを服用した結果…今までの睡眠薬より副作用が出なく眠れることが判明ッ!!
私の場合は「絶対に眠らなきゃいけない日」にしか睡眠薬を使用していなかったので頻繁に服用することはなかったのですが、ベルソムラは他の睡眠薬と全く違う眠りへ導いてくれることが判明
全く違う眠りとは次のような感じ…
・熟睡感を得られる
・中途覚醒を起こさない
・リラックスできる
私が通っていた心療内科の先生も…
「ベルソムラは副作用も少ないし安心して服用できる睡眠薬」
このように話していたので、私も安心して服用出来た可能性もありますね。
しかし、服用してみた結果「これはいいな!」と私は感じましたので、これから睡眠薬を試す方はベルソムラから試してみてもいいかもしれませんね。
※最初はマイスリーあたりを処方されるかと思います。
まとめ
今回は長々と睡眠薬について書かせてもらいましたが、睡眠薬のメリットとデメリットはしっかりと分かってもらえましたでしょうか?
しかしながら、睡眠薬は「合う合わない」が本当に激しい薬ですので「合わないな…」と感じたら早めに医師に相談して睡眠薬を変えてもらいましょう。
そうしなければ、慢性的な副作用で苦しむことになりますので。
ちなみに私は、睡眠薬を服用しないときは睡眠サプリを毎日飲んで不眠症を改善しました。
やっぱり薬よりも睡眠専門のサプリメントの方が安心ですからね(^-^;