デパスの副作用は人によって強く出るので要注意!
2017/03/24
不眠症で悩み、心療内科や精神科に行くと必ずと言っていいほど処方されるのが「デパス」という精神安定剤・抗不安薬なのですが、実はこの「デパス」は副作用が強いということをご存知でしたでしょうか?
私自身も、このデパスの副作用により長期間休職した経験があるのですが体調が元に戻るまで1年もかかってしまいました。
しかし、それは私の場合でデパスが体に合っている人だと「最適な薬」とも言われています。
そこで今回は、精神安定剤と睡眠薬で使われる「デパス」について深くご説明させて頂きたいと思いますね。
睡眠薬としても処方される「デパス」とは?
デパスには、0.25mg、0.5mg、1mgがあり、現在では通販でも購入できるためとても手に入りやすい精神安定剤とも言えます。
また、デパスの効果は次の通りになります。
神経の高ぶりを抑える
眠りを誘う
このような効果があるので、一般的に「不眠症」「自律神経失調症」「更年期障害」「うつ病」「統合失調症」の患者にも用いられることも。
デパスの特徴
睡眠薬・精神安定剤には…「バルビツール酸系」「ベンゾジアゼピン系」「非ベンゾシアゼピン系」「メラトニン受容体作動薬」「オレキシン受容体拮抗薬」の5種類があるのですが、この中でもデパスは「ベンゾジアゼピン系」になります。
また、これらの違いを簡単にいうと「それぞれ異なった形で神経に作用する」ということ。
しかし、この中でも1番強く脳神経に作用するのは「ベンゾジアゼピン系」と言われており、副作用も多いとされているから注意が必要です。
このベンゾジアゼピン系には、不安を取り除く作用の他にも…
筋弛緩作用
催眠作用
抗けいれん作用
これらの作用があり「万能薬」としても知られています。
ですが、冒頭でもお話しした通り「デパス」には、“合う人”“合わない人”がハッキリと別れてしまうので初めて処方された場合は試しながら使用したほうがいいでしょう!
デパスのメリット
なんといってもデパスは即効性があります。
私自身も服用した経験があるのですが、飲んですぐに効果が現れるんですよ!(ウソじゃないです)
また、筋弛緩作用もありますのでデパスを服用すると体が軽くなり、頭が冴えて仕事がはかどることもありました。
ですので、実際に飲んだ私の経験上デパスは…
過度に緊張してしまう方
入眠困難な方
不安症の方
…にとてもベストな薬だと思います。
デパスのデメリット
先に挙げた「メリット」で安心している方もいるかと思いますが、実はデパスには怖い「デメリット」があることを覚えておいた方がいいでしょう。
デパスには即効性と、不安・緊張を取り除く効果があることを分かっていただけたと思いますが、デパスが合わない人には次のようなことが起こりえます。
依存症になる
ふらつきによる転倒
薬が切れたら「更なる不安感」が襲う
絶望感が出始める
動悸・息切れ
不眠症の悪化
少しの「音」でビクッとなる
感情をコントロール出来なくなる
突然泣き出してしまう
「えッ?!こんなに副作用が多いの?」とビックリしてしまう人もいるかと思いますが、実際に私は3ヵ月の服用でこれらの症状が全て出ました。
この副作用の症状が全て出たことにより仕事は退職。それから1年は再就職できませんでしたね…。
また、副作用が出てデパスをストップしてから6年経ちますが、未だに副作用が出る時がありデパスを飲んだことを本当に後悔しているくらいです。
私がデパスを飲んでみて…
デパスが体に合っている人も大勢いますので一概にも「副作用が出る薬」と言えませんが、少しでもデパスで苦しむ人がいなくなるように私の体験談を織り交ぜてご説明させて頂いた次第です。
ネットで「デパス」で調べても、どこのサイトも同じ内容の文章しか載っていませんので皆さん安心して「精神安定剤」や「睡眠薬」に手を出してしまいますが、これらの薬の副作用は風邪薬と違い「一生に関わる副作用」ですので医師と相談しながら試していったほうがいいでしょう。
それで、少しでも「合わない」と感じたら自らの意志でストップすることが大切です。
医師の説明では「薬は自分でやめてはいけない」と言いますが、副作用が出ている薬を飲み続けていると尚更副作用が出てしまい取り返しのつかないことになってしまいます。
ですが…薬の離脱症状に打ち勝つのはとても大変。(苦笑)
なので、デパスが合わないと感じたらかかりつけ医にすぐ相談するようにしましょう!
そうしなければ、私みたく何年も副作用で苦しむ結果になりませんから!
また、デパスを睡眠薬代わりに服用しているのでしたらシンデレラスリープのような睡眠サプリに変更してみるのも1つの手です。
私は、サプリに変えたら副作用も軽減されましたので。
まとめ
さて、今回は精神安定剤・睡眠薬の「デパス」についてご説明させて頂きましたがいかがでしたでしょうか?
内容的には「デパスのデメリット」が大半を占めてしまいましたが、これは私の体験談であり「合う人」も大勢いることも理解しておきましょう!
しかし、副作用は自分の知らないうちに始まっていますので「何かおかしい」と少しでも感じたらすぐに病院へ行ってくださいね。