不眠解消に効果的な環境は?熟睡できる部屋作りのコツ!
2016/11/28
不眠の原因としてはストレスなどのメンタル的な問題、病気や時差ボケなど体調不良によるものなどさまざま。症状によって改善策も色々考えられますが、不眠症状の改善の基本となるのは「入眠を促す」「睡眠の質を上げる」のふたつです。
運動やサプリメントの活用といった対策も効果的ですが、今回は手軽にできる「熟睡できる部屋作り」のコツをご紹介します。
「光」で入眠・目覚めを促す
明るい光は体を覚醒させます。就寝前にパソコンやテレビの画面を見るのがよくないとされているのは、脳が光による刺激を受け、睡眠ホルモンである「メラトニン」の分泌を抑制させてしまうからです。
入眠を促すには、眠る2~3時間前には寝室の照明を暗くしておき、体が眠りやすい体制を作ってあげるのがコツ。間接照明などを上手に利用して、就寝前のリラックスタイムをとるのもいいですね。
遮光カーテンを利用している人も多いかもしれませんが、朝の目覚めを促すにも「光」は必要。部屋がまっくらな状態だと体が自然に覚醒することができません。
遮光率の低いカーテンにするか、隙間を少しだけ開けて光が入るように工夫しましょう。
「室温」調節で途中覚醒を防ぐ
人間の体温は、体の調節機能により眠る前に徐々に下がり、昼間は体温が高いまま維持。朝の覚醒時が最も低くなるようになっています。
例えば、眠る前(2~3時間前)にぬるめのお風呂に入ると寝つきが良くなるのは、高い体温が徐々に下がり睡眠を促すからなのです。
良質な睡眠のために効果的な室温は26℃程度。換気や暖房器具などで上手に調節し、入眠を促す環境を作ってあげましょう。
冷房のタイマーを使用するときは、高めの温度でつけっぱなしにするか、目が覚める2~3時間前にタイマーが切れるようにしておくのがポイント。
睡眠時の温度変化が大きいと、寝苦しくて途中で目が覚めてしまいます。
また、適度な湿度も不眠解消には大切な要素。湿度は60%程度を保つようにしましょう。
「寝具」で睡眠の質を高める
快適な温度と湿度を保つために必要不可欠なのが「寝具」選び!マットレスや敷布団は柔らかすぎず、硬すぎずないものをチョイスし睡眠時に寝返りしやすいように、体に合ったものを選びましょう。
布団
また、布団をかけすぎたり暖房器具で温めすぎたりすると体温が下がらず深い睡眠に入れなくなってしまいますので要注意!※掛け布団は温度・湿度調節がしやすいよう、通気性の高いものを選ぶこと。
補足ですが、布団の冷たさが気になるときは電気アンカーなどで就寝前に布団を温めておくとよいでしょう。(眠るときはときは電気アンカーは布団から出しておきます)
湯たんぽ
最近人気が再燃しつつある湯たんぽも安価で手に入れることが出来ますので布団を温めるのにおすすめで。
枕
枕は骨格に合ったものを選ぶことがポイント!首のラインにフィットしないと睡眠時の軌道が確保できず、いびきや途中覚醒の原因に。
購入の際は必ずフィッティングすることをおすすめします。
まとめ
このように、部屋の雰囲気を変えてみたり寝具の質を高めるだけでも不眠症を改善することが出来ます。
なので、みなさんも「最近眠れなくなってしまった…」と感じるようなことがあれば、少しだけ環境を変えてみることをオススメします。
きっと熟睡できるようになることでしょう!